大輪朝顔の小鉢上げのやり方

播種を行ってから順調に温かい日が続くと5〜7日で芽が出てくると思います。いよいよ夢の大輪を咲かせるスタートです! しかし、 のんびりとはしていられません。朝顔は芽が出てすぐに双葉を形成してきます、双葉が合わさった状態から双葉が開いた頃を見計らい 小鉢上げと言う作業をしなければなりません。なぜ急ぐのかと申しますと、朝顔の成長は非常に早く、双葉が展開した時には根がかなり伸びて来ているはずです。ですから急いで小鉢上げを行わないと根が回ってしまい、移植時に根傷みをさせてしまいます。根を傷めた苗に大輪は望めません、ですから早い時期に小鉢上げを済ませるという事が肝心なのです。

小鉢上げはナゼ必要なのか?

そもそも、なぜ小鉢上げなどという作業が必要なのかを知っておく必要があります。どんな植物もそうなのですが、植物の根というのは成長する為に必要な水や、養分、酸素を求めて急速に発達して行きます。面倒だからといっていきなり本鉢に植えてしまいますと、根が鉢の外部に一直線に向かっていってしまい、鉢の中心部には根が少ない状態になってしまいます。ですから、幼苗期には小さい鉢で中心部に近い場所で根を沢山成長させるという意味で小鉢に上げて栽培するのです。また、少ない用土で栽培しませんと水分が過剰となり徒長の原因ともなりますので、引き締まった根張りの良い苗作りをする為に小鉢上げを行うという事を覚えておいてください。 

小鉢上げに必要な物

・4号鉢(本来ならば丹波鉢が良いのですが、駄温鉢やビニールポットでも代用できます。)
・小鉢用土
・鉢底石(パミスや軽石の中粒程度) ・フォーク、スプーン
・鉢底ネット
・花名札
・メネデール(発根促進剤)
・スプレー
・ダイシストン(アブラムシ等に効果のある農薬、オルトランでも代用可能)

小鉢上げの手順

前にも述べましたように、小鉢上げの時期としては双葉が合掌している状態から展開して間がない頃が一番です。 この頃を見計らって小鉢上げの作業を行います。 まず、出てきた双葉をよく観察する事からはじめます。一般的に、 大輪に咲く朝顔の双葉は通常、相撲で行司が持っている軍配の形をしていると言われております。 軍配型と言うのは 双葉の先が丸みを帯びて幅も広くなっているものを言い、大輪咲きが期待できる系統の双葉なのです。これとは逆に、双葉の先が 尖がっており、幅が狭かったりした場合には、小鉢には取り上げず処分してしまいます。しかし、大輪咲きと名がついて 売られております種の場合、ほとんどこういう事はないので参考程度に覚えておけばよいと思います。また、双葉に 元気がなかったり、白っぽい色をしたものは葉緑体が無かったりしていますので、小鉢上げには適しません。元気な 軍配型をした苗を小鉢上げするように心がけましょう。

小鉢上げをする苗の選定が出来ましたら、いよいよ小鉢に上げます。はじめに小鉢の底に鉢底ネットを敷き、そして 鉢底が見えなくなるくらい鉢底石を敷き詰めます(パミスや軽石の中粒程度)。 苗の根を傷めないように気をつけながら やさしくフォークやスプーンなどを使い堀上げます。そして小鉢に移植しますが、この時の注意として、苗の高さと入れる 土の量に気をつけて頂きたいと思います。双葉の展開した高さが小鉢の縁と同じ高さになるくらいが丁度良く、縁の高さに 気を付けながら小鉢用土を苗のまわりから均等に入れて行きます。入れる土の量は双葉の付け根と用土の表面の間隔が 1〜1.5cmくらいになるまで入れます。最後に花名札を忘れないように鉢の隅に立てておきましょう。

用土を入れ終わりましたら、鉢を軽くトントンと地面を叩くようにしますと中の用土が安定します。決して用土を指で 押して苗を固定したりしないでください。苗を安定させたら、水をたっぷりと与えますが、ジョウロで与える場合には、 目の細かい物を使用し、鉢の底から濁った水が無くなるくらい与えます。鉢の底から水が出切りましたら、さらに、 発根を促す為に、メネデールという発根促進剤を200倍に薄めて与えます。 小鉢上げが終りましたら、ただちに日に 当てるようにしましょう。時々、植物によっては植え替え後は日陰に置くというのがありますが、朝顔の場合には日に 当てないと徒長を招きますのですぐに日に当ててください。もし、日に当てて萎れるものがありましたら明るい日陰に 置いて様子を見ます。元気になったらすぐに日に当ててください。

小鉢上げをする時間ですが、気温があまり上がらない午前中が良いと思います。根を堀上げますので、気温が高いと 弱りますので気を遣いたいものです。

もし、発芽してきたときに種の皮を付けたまま出てきてしまったら、ほんの少しティッシュをちぎって皮にかけてから水をつけます。 しばらくするとふやけてきますので、ピンセット等を用いて取ってあげましょう。しかし、あまりにもひどく付いてしまっている物は 無理ですのであきらめましょう。

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